初心者のためのテクニカル分析【保存版】:下値支持線・上値抵抗線を知る2-6
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
その他オススメコンテンツ →買い時・売り時必勝パターン →チャート分析のための指標の見方・使い方
下降相場の上値抵抗線・下値支持線(カイリ率)(8337・千葉興銀)
銀行株は下降相場が長く続きましたが、ここまで下げれば買い場だろうと自己判断しがちですが、チャートでは、2001年以降、200日移動平均線は下向きの状態で株価は下回って推移しています。
200日移動平均線が下向きで下回っている状態は下降相場です。2001年1月「A」、4月「B」の少し反発して戻り高値は、200日移動平均線で反落しています。
株価は200日移動平均線で戻り売りから下回って推移し、弱い下降相場と判断します。この下降相場の上値抵抗線が、25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線にあたります。5月から、200日移動平均線に対して75日移動平均線は、25日移動平均線は下放れています。
弱い相場基調に向かっていると、移動平均線の離れを見て判断します。6月以降は、75日移動平均線が上値抵抗線になって下げています。7月から9月「C」までは25日移動平均線を上値抵抗線にして、弱い基調であったと判断します。
10月から11月「D」にかけて75日移動平均線まで戻したが、上抜くことは出来ずに、ここを戻り高値に下落に転じ、それ以降、下落は加速「E」して、今年2月まで25日移動平均線を上値抵抗線とする弱い基調で下落しました。
この様に、75日移動平均線で戻り売りになった時は、下落の反動安から売られやすくなることが、よくあります。
もうここまで下げて反発したのだから、買いタイミングと間違えると、その後の下落を見てわかるように下降相場では、この戻りが本物か、偽物か、下げ止まり目途を知ること、株価位置を知ることが重要です。
下降相場では下値支持線というのはありません。月足、週足で確認して、日足チャートの順に下げ止まり目途は下段のカイリ率から目安を見つけます。75日カイリ率で-25%前後か以下から下げ止まり目途とします。
下降基調では下値支持線というものがないのでカイリ(下げ率)から下げ止まり目途を判断します。
戻りが強い時はの上値抵抗線は・・・
日足チャートはここまでで、後は週足で見ます。