初心者のためのテクニカル分析【保存版】:チャート(波動)の基本パターン5-1
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
その他オススメコンテンツ →買い時・売り時必勝パターン →チャート分析のための指標の見方・使い方
戻り売りパターンのチャート (4505・第一製薬)
週足チャートと業績画面では、増収増益を続けて好調ですが、増収増益でも、株価は2000年12月に3590円の高値をピークに下落しています。
2001年は高値圏でのボックスが長く続きましたが、2001年9月に50週移動平均線を下回り下降転換しました。
下降転換してからは、50週移動平均線は下向きに転じていて、株価は下回った状態を続けている下降基調です。下降基調に転じたので高値を切り下げて、安値を切り下げる下降相場から安値を更新する動きが続くと判断します。
一般的に増収増益を続けていると好業績株ということになり、下落すると買い場と考えますが、市場では株価は業績に先行して買われるため、割高の内に高値をつけ、好業績が発表された後は、好材料出尽くし感があり売られます。
この様に、好業績でも、高値は2000年12月に出しております。
2001年に入ってから、チャート的に26週移動平均線を下回る動きに入っており株価の伸び悩みが出ています。9月以降、50週移動平均線を下回る下降相場と判断するので、下げても買ってはいけない動きです。
好業績でも株価先行の動きから下降相場の戻りは戻り売りと見る動きです。