日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年10月3日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
8月高値が今年の高値と見ていましたが、9月に高値更新し、45852円の高値まで伸ばし、また今週は9月高値を終値ベースで上回りました。相場が強い理由は、半導体が強く牽引しているからです。自民総裁選後、中間決算発表、まだ株価に影響があるイベントを残しています。半導体の牽引が続く間は、高値更新は続くでしょう。この点が観察ポイントです。今夜発表予定の米国の雇用統計で、NYダウは上下どちらに動くか。自民総裁選は誰が選ばれるか。女性初総裁誕生か。週明け相場は期待で始まるか。失望売りで始まるか。
コロナ禍が終わり、本格的なインフレに突入し、昨年は食料品だけでも3度値上げし、今年も10月に3度目の値上げとなりました。コロナ後、食品だけでも大幅な値上げが続き、購買力が下がり、景気に悪影響が心配されます。新総裁は、インフレ対策、景気対策を実行できるか。インフレ対策に消極的な内閣なら、失望売りから短命内閣が連想されるでしょう。
半導体関連株は相場先導株であり、今後も相場の方向性を知る上で参考にできる業種です。9月から半導体関連株(アドバンテスト)の上放れ高値更新が続いて、9月高値も上回る強い上昇局面です。今後も半導体関連株の高値更新が続く間は、日経平均も強い上昇局面を維持します。半導体関連株が下げに転じない間は、日経平均は下げません。来週以降、半導体関連株が下げなければ日経平均は下げません。
プライム市場の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、9月末まで8割の銘柄数が高値警戒水準で推移しました。225種も高値警戒水準を維持してきました。9月配当落ちから、銘柄数は減少に転じました。10月も減少傾向が続き、9月高値から高値警戒水準の銘柄が売られたからです。日経平均が下がらず、個別株の減少傾向が続くのは、225種以外の個別株から売られ始めたからです。半導体関連が売りに転じない間は、日経平均は売られません。今後も銘柄数の減少が続くと相場は荒れてきます。
個別株は、9月まで高値ゾーンの銘柄が多かった。配当落ち後から、10月に売られ始めた銘柄が増えています。全体的に調整待ちと見ています。来週以降も売られる銘柄が増えるなら、下げ止まりを待たなければなりません。まだ相場全体が高く、個別株は調整を待った方が良いと考えます。出遅れ株・逆張り狙い待ちになります。基調別「有望銘柄」の絞り込みもご参考下さい。
2025年10月1週の東証プライム(1618銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、減少しました。売られ始めたか。2025年→2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月末1012銘柄(225種134→7月末1279銘柄(225種169)→8月末1351銘柄(225種187)→9月末1283銘柄(225種177)→10月(2)1009銘柄(225種148)と減少が始まった。個別株が売られ始めた事が分かる。減少は続くか。10月の観察ポイントです。
10月1週の東証スタンダード(1567銘柄)も減少に転じ、売られ始めた事が分かる。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月末1119銘柄→7月末1286銘柄→8月末1294銘柄→9月末1145銘柄→10月(3)954銘柄と売られている。減少は続くか。10月の観察ポイントです。
10月1週のグロース市場(604銘柄)も減少に転ずる。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月末433銘柄→7月末436銘柄→8月末410銘柄→9月末314銘柄→10月(3)260銘柄と売られた。減少は続くか。10月の観察ポイントです。
10月1週の東証プライム(1618銘柄)も減少に転じ、日足でも売られ始めた事が分かる。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月末1149銘柄(225種159)→7月末1354銘柄(225種182)→8月末1342銘柄(225種186)→9月末1222銘柄(225種171)→10月(3)991銘柄(225種155)と減り始めた。減少は続くか。10月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
10月の「801」NYダウは、高値更新相場を引き継いで始まる。チャート的に10日から25日移動平均線を上回る状態を維持し、高値更新相場が続いています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。10月の観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数も高値更新相場が続く。チャート的に、10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る状態で、引き続き、高値更新相場が続いています。10月の観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数は9月配当落ちから、下げに転じました。チャート的に、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場が続いてきましたが、9月末に10日から25日移動平均線を下回る売り転換の動きとなりました。下げは続くか。10月の観察ポイントです。

<ドル円 日足チャート>
今週のドル円は、9月末の円安から円高に戻しています。75日ボリンジャーバンド中心線(147円)から、+2Σ(150円)の幅で上下しています。9月末に200日移動平均線(円安抵抗線)を上放れ、+2Σ(150円)まで円安に動きましたが、今週は中心線(147円)まで円高に戻しました。
75日ボリンジャーバンド中心線(147円)から、+2Σ(150円)幅のボックスでの推移が続きそうです。中心線(147円)を下回る円高に動くか。中心線(147円)から+2Σ(150円)幅での動きが続くか。米国雇用統計・自民新総裁はどう動くか。10月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
評価損率は-5%台の高値警戒ゾーンが6週続いた後、前週から-6%台が2週続く。高値から売られ始めた事が分かります。8月-5.41%(8/8)→-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)→-5.29%(9/12)と6週-5%が続き、前週から-6.22%(9/19)→-6.68%(9/26)2週続き悪化し、売られ始めた事が分かりますが、まだ高値警戒ゾーンと判断されます。日経平均は4万5800円から、どこまで悪化するか。評価損率は-5%が6週続き、-6%が2週続く高値警戒ソーンです。売られ始めるか。
評価損率は、まだ高値警戒水準が続く。1月-5.51%(1/31)→-5.77%(2/7)→-5.28%(2/14)(高値警戒水準)と-5%が3週続き、-8.10%(3/7)→-15.31%(4/4)と4月は暴落に発展しました。4月ボトムに切り返し、-10.87%(4/25)→-9.47%(5/23)→-7.18%(5/30)→-7.44%(6/27)→-7.79%(7/18)までボトム水準と見ます。株価の改善が始まり、-6.56%(7/25)→-6.25%(8/1)→-5.41%(8/8)→-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)→-5.29%(9/12)→-6.22%(9/19)→-6.68%(9/26)と高値警戒ゾーンです。売られ始めるか。10月の観察ポイントです。

<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、4月安値から9月高値の上げ幅は+15000円上がり、前月比(高値)だけで+3000円以上の大幅高となりました。これだけ大幅高が続き、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は高値警戒水準まで増加しました。チャート的に、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る強い上昇局面と高値警戒ゾーンの両面の水準です。
チャート的には高値更新相場ですが、強い上昇局面と高値警戒ゾーンの両面の上昇基調です。6ヶ月移動平均線から大きく+カイリした高値警戒水準です。10月は売られ始めるか、強気相場を維持するか。10月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンドを加えて見ています。9月は75日ボリンジャーバンド+2Σに沿った強い上昇局面が続きましたが、10日移動平均線を下回り、上げ止まりの動きに入ってきました。来週は10日移動平均線を上回り、上昇基調に戻すか、25日移動平均線を下回り、売り転換するか。75日ボリンジャーバンド+1Σを下回らなければ、上昇基調は続きます。25日移動平均線を下回ると売り転換します。
「124」東証小型株指数・「123」東証中型株・「122」大型指数指数ともに、10日から25日移動平均線を下回る売り転換の動きとなりました。次は日経平均が25日移動平均線を下回れば、売り転換します。まだ10日から25日移動平均線を上回る上昇局面を維持しています。上昇は続くか。売り転換待ちか。10月の観察ポイントです。
自民新総裁は誰か。半導体の牽引いつまで続く。NYダウ高値更新相場続くか。ウ・露戦争は停戦に動くか。世界はどう動く。
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