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信用残の見方・使い方

信用取引とは現金や株券を担保に証券金融会社・証券会社から融資を受けて取引に参加する方法です。

いくつかのルールのもとに自己資金の枠を越え売買(カラ売り・カラ買い)できることから「実需給」に対して「仮需給」と呼ばれ、株式市場の動向に大きな影響を与えます。

信用取引の場合、3ヶ月または6ヶ月以内に決済しなければならないので信用買いは売りに、信用売りは買いに転じます。

このことからもわかるように信用残(信用取引残高)は今後の株価を予測するために重要な役割を担っています。

信用残の使い方は?動画でご紹介

信用取り組みの残株数は、銘柄を選ぶ上で大変参考になる指標です。
また見方のポイントを押さえると、トレンドに対してより上昇しやすい銘柄や下降しやすい銘柄を見つけることができます。
信用残株数の推移から判断出来る株価の値動きの特徴を解説します。


※動画が見られない方は https://youtu.be/MBIGCPZ3jxk をご覧ください。

信用買い残の見方は?

  • 株価上昇に伴う買い残増加・・・強気信号
  • 買い残増加後、株価が上げ渋る・・・警戒信号
  • 買い残が増加しているにもかかわらず、株価が下降し始めた・・・弱気信号
  • 株価下落に伴う買い残減少・・・弱気信号
  • ピーク時と比較し、買い残大幅減少・・・強気信号

信用売り残の見方は?

  • 株価上昇に伴う売り残増加・・・強気信号
  • 売り残減少後、株価が下げ渋る・・・警戒信号
  • 売り残急減・・・弱気信号
  • 株価下降に伴う売り残増加・・・強気信号

信用残の実践的な見方は?

  1. 下降相場の初期段階では、株価が下がる割に買残が減少せず、株価下落が買残減少率に先行している間は、株価は底入れせず減少が続く。
  2. 株価が伸び悩んでいる中、売残だけが大きく減少し、買残が残った場合、株価先安要因となる。
  3. 下げ相場において、信用期日に向かい、信用買残が50%前後減少した時が整理完了の目安で、やがて上昇に転じることが期待できる。
  4. 株価が下落する段階で売残増加が早い場合、近い将来反対売買の買い戻しで、自立反発から上昇局面に転じることが期待できる。
  5. 株価上昇時の出来高増加と比較して、信用買残の増加が少ない場合、個人投資家より機関投資家、証券会社の自己売買が主といえる。
  6. 株価上昇時に出来高と信用残の増加が伴う場合、個人投資家が積極的に参加しているといえる。

信用残の見方をチャートで解説

9月からの下降基調の動きのなか、2009年1月から急速に下落する過程で信用売り残が増加しています。

200日移動平均線を下回ると75日移動平均線が上値抵抗線となり、さらに安値を更新すると信用売残の増加に拍車がかかっています。この様な増加はいずれ反対売買(売り手の買い戻し)から上昇に転ずる材料として注目されます。株価動向と需給関係(その中に含まれる仮需給)を見ることも大切です。

相場は売りと買いの均衡が崩れた方向へゆきます。また基本的には

  • 目先の買残増加は、目先の上昇エネルギーとなる一方、将来の株価下落の潜在エネルギーの蓄積
  • 目先の売残増加は、目先の下降エネルギーになる一方、将来の株価上昇の潜在エネルギーの蓄積

ということができます。
そして信用取引の状況と株価位置の関係で相場が動くこともあり、動かないこともあります。信用残は仮需給です。株価動向、出来高と合わせみるようにしましょう。

信用残について簡単に説明してみました。実際、初心者で信用取引をしている人はいないと思いますが、ここでは出来高の中に含まれる「仮需給」ということを理解すればよいと思います。実際のチャートをみて、パターンを読みとる勉強をしましょう!!

◆執筆者紹介◆
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2021年1月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。


青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数2.8万人以上(2023年8月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。


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