転換足の見方・使い方
転換足とは株の達人オリジナルの指標で、株の達人独自の算出方法により作られています。
株価の短期間における上昇と下降の方向の転換点を判別するための指標です。
ローソク足だけでは判別しにくい株価の目先の方向を、色の変化で判断できるのが特徴です。
短期間(2日~4日)の売買に有効な買い場、売り場を判断することができます。
足の色の変化で売買ポイントを判断する指標として、代表的なものに陰陽足や平均足などがありますが、それらと比べて、転換足は
・反応が早い転換
・上昇・下降のトレンドによって転換タイミングを変化させているので、短期売買に最適
という特徴があります。
株価が上昇トレンドにある局面では買い転換(青から赤)が早く反応し、下降トレンドでは売り転換(赤から青)が早く反応します。
足の色による見方
赤 株価が短期(2日~4日程度)で上昇しやすい状態
青 株価が短期(2日~4日程度)で下降しやすい状態
基本的な仕掛けのポイント
青から赤に足の色が転換したら新規買いのサイン
赤から青に足の色が転換したら新規空売りのサイン
色の変化は短期的な株価の方向の変化です。
一般的なローソク足は1日ごとの株価の動きがよくわかりますが、目先の方向の変化がわかりにくいといえます。
それを補いタイミングをわかりやすくしたのが転換足です。
転換足の使い方は?動画でご紹介
短期売買向きに独自に開発した転換足は色の転換点で売買タイミングが簡単にわかります。
※動画が見られない方は https://youtu.be/khqgCjje2C8 をご覧ください。
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→転換足の基本(株の達人・動画解説)
→転換足を使ったトレード方法(応用)(株の達人・動画解説)
利益確定するポイント
買いポイントは、中期の上昇トレンドであることを確認した上で、青から赤に転換したポイントが最適ですが、手じまいのポイントは2パターンあります。
- 青に転換するまで持ち越す(勝率よりも値幅重視)
赤から青に転換したポイントで手仕舞いする方法は、勝率よりも1回のトレードでの値幅を大きく取りたい場合に有効です。
注意点として、転換足は株価の下落を確認してから色が青に転換するため、株価のピークと青の転換点は一致しません。
そのため一波動の値幅が大きい場合は利益を伸ばすことができますが、株価の値幅が小さい場合は、買値に対して利益幅が減少するか、または買値を下回る場合もあります。
- 赤が4連続で手仕舞いする(小さな利益をしっかりと取っていく勝率重視)
細かな利益を積み上げる方法です。
手堅く利益を確保する場合におすすめです。
手じまいの後も株価が上昇する場合もありますが、利益確保できるときにしっかりと確保するので全体的な勝率は高くなります。
注意点は、赤が何日も連続するような、株価が一方向に動いた場合に大きな利益が狙えなくなります。
陰陽足との違い
転換足は、陰陽足を元にして転換点を早めダマシも軽減できるように独自に改良した指標です。
中期的なトレンドによって転換するタイミングが変化するのも特徴です。
陰陽足と比較した際の利点
- 色の変化(転換)が明確
- 上昇・下降のトレンドによって転換ポイントが変化する
- 転換が早くダマシも軽減
◆執筆者紹介◆
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2021年1月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数2.8万人以上(2023年8月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。