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新井邦宏氏の言いたい放題 第14回

教え方とその結果

儲かっている方の例を示す前に、一つ「教え方とその結果」について触れておきます。

世間一般には、サラリーマンの家庭に生まれた子供は、自分はサラリーマン以外の仕事に、家が仕事をしている家の子供は、自分はサラリーマンになりたいなどといいます。
これは、子供が親を見て、その苦労を知るのか、あるいは親を見てどうしようもないと思うのか、それは判りませんが、結局何かを見て、感じた結果そうなりたくないと考えるからでしょう。

人に何かを教えると言うことはかなり難しいものです。

プロゴルファーのトッププレーヤーは、トーナメントで勝てますが、だからといって良いコーチになれるとは限りません。
逆に、優秀なコーチは、トーナメントには勝てませんが、それでもトーナメントに勝つ選手を指導します。

私は先生には二種類あると考えています。それは知識を教えるのが巧い人と、人を育てるのが巧い人です。

相場の世界では、知識としては少し勉強すれば十分なものが得られます。それであれば、知識を覚えるのが巧い人が勝ち組になるはずです。しかし、私の知る限り、必ずしもそうではないようです。
私は表現が両極端なので、このように言うと知識が必要ないと取られがちですが、そういう意味ではありません。知識が必要なことは当たり前だからです。

教える人が手取り足取り教えて、それで相場が巧くなる人もいることでしょう。そうすると教わる側はパターンで物事を覚えます。「ストキャが20を超えたら買い、80を割ったら売り」というように。
しかし、現実の相場ではそれだけでは勝てません。なぜなら、その時々で様々な状況が異なるからです。
しかし、頭の良い方は、基礎は基礎として習得しますが、最後はその局面局面において、もっともよい、効率的だと思われる行動をとるようになります。

私は人にものを教える時に、極力、その人が自分で考えるようにしむけます。何から何まで自分で考えさせます。
人から物事を教わると、何故それがそうなるのか、という物事の本質を考えなくなります。
上辺だけの知識、上辺だけのやり方。それらは実際の相場の中では何をどうして良いか自分では判らなくなります。
しかし、自分で考えさせる教え方が浸透すると、その場その場で自分でどうするか考えるので、それが経験となり、その後のその人の成長度合いが飛躍的に大きくなります。
最後に何を問われるかというと、教わる人がどのような結果を出せるようになるか、つまり自分で利益を出せるようになり、自分の資産が逓増するかどうかということです。

ライオンは自分の子供を谷に突き落とすといいますが、それでもはい上がってきた人ではなければ勝てないということです。それは自力で谷をはい上がってくる意志があるかどうかということです。
素浪人に切られても、なにくそとまた斬りかかってくるくらいの気力がなければ、その人の力量は上がらないのです。何より、本物は育ちません。

私事ですが、私は大学の学部時代にある先生につきたくて勉強しました。大学3年のゼミ選考試験には、当時のトップの大学の大学院入試問題をやらされました。
その先生は、結局私に何も教えてくれません。自分が研究している研究内容をゼミでやりながら、私などには勝手に勉強をさせました。
大学院入試試験では、トップ大学の大学院後期課程の入試問題をやらされました。10月の試験で、私は18点。当然不合格です。通常、大学院へ行こうとする者は、生徒と教授の間で暗黙の了解ができていて、どんなに悪くとも60点の合格は出すものです。
しかし、私の先生は、これから大学院へ行こうとする者へ、大学院でやるべきことを出題、それも高等数学を解かなければなりません。正解か不正解かは、論文と異なり私見が入る余地はありません。

私は、いわば谷底に落とされたのです。残りの半年、私はそれまでの何倍も勉強しました。だけど、そんな高等数学、誰も教えてくれる人はいません。ふつうは誰も判りません。それでも次の試験で受からなければならないのです。
ある意味、むちゃくちゃかもしれませんが、数学や統計・計量の先生の処に行っては質問し、一つ一つ自分で解いていくのです。

今の私があるのは、この時何も教えてくれなかった先生に、何も教えられなことで徹底的に鍛えられたからです。
それ以降、社会に出て、ほとんどの仕事は今まで他の人がやったことがないことばかり。それでも、自分で調べ、研究し、自分で構築していくことが当たり前になっています。

私は部下に対しても同じ教育をしました。教えずに何から何まで自分で考えさせる。そうすると、あっという間に上司である私などを追い越していくようになります。これが私の教育方針です。しかし、教わる方から見れば実にいやな先生と映ることでしょう。
これから出てくる方々は、これと全く同じような経験をします。人並みでは、相対的には何も変わりません。やはり氷山の水面の上に出るには、それ相応の努力が必要です。

みなさんは、果たして、自分が昔受験をした時と比べ、それ以上の勉強をしているでしょうか?有名大学にはいるために、小学校3年程度から、あるいは幼稚園受験からすさまじい勉強をしているのが現実です。
一時だけ、「よしやるぞ」と思っても、それが3日も続かない人が多いし、セミナーなどに来ても、それに参加するだけで何も考えていない人も多いように思います。

私は昔の本の中で、「夢の中でも相場に勝つための方法を考えていた」「夢の中でも相場をやっていた」「ず~っと相場を考えていて、ある日突然ボリンを荒川の鉄橋から富士山を見て組み立てた」等と述べています。
どの程度やるかやらないかは各自の問題です。

よく、ゴルフを巧くなりたいなら、「ドライバーなど練習せずに、まず3ヶ月間、毎日毎日30ヤードのアプローチだけを練習しろ」と言われます。実際に、練習場に行ってもこれをやっている人は皆無か、いてもほんの数人。多くはドライバーを振り回し、それで練習した気分になっています。私の先生は、「それは練習ではなく運動だ」と言います。

相場を勉強すると言うことは、結果を出すためにやることです。
ゴルフと同じことを相場で言えば、「テクニカル分析などやらず、まず3ヶ月間、毎日毎日ローソク足と取り組め」と言うことになります。

ローソク足など、何時間見ていても何も判りません。そうではなくて、データがどうなっていれば買われ、どうなっていれば売られ、それが変化するのはデータがどうなったか、つまり、すべて「いくら・いくら・いくら」と、ローソク足の推移を重箱の隅をつつくように確認し、何故そうなるかを自分で拾得することです。

これができないのに、他のテクニカルなど使えたものではありません。

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