初心者のためのテクニカル分析【保存版】:下値支持線・上値抵抗線を知る1-1
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
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長期上昇トレンドの下値支持線と上値抵抗線の見方(5706・三井金属)
月足チャートでは95年6月に245円の60ヶ月移動平均線-50%ラインで下げ止まってから上昇相場が続いています。
96年以降60ヶ月移動平均線は上向きに転じています。株価は60ヶ月移動平均線を下値支持線に底値位置として下げ止まり、ここを目安に反発に転じます。
この様に上昇トレンドでは60ヶ月移動平均線を下値支持線にして+50%ラインを上値抵抗線(高値警戒ゾーン)に上昇する動きを続けました。96年から99年の下げ止まりは60ヶ月移動平均線を下値支持線に下げ止まっています。
この位置で6ヶ月移動平均線を上回ったら上昇転換したと判断し、上回ってからは6ヶ月移動平均線を下値支持線に基調を判断します。この下値支持線(ライン)を下回ると中期上昇相場は終わった判断し、長期下値支持線まで下げるのを待ちます。
2000年10月に60ヶ月移動平均線+50%ラインを上回ったので、長期上昇相場の上値抵抗線(天井圏)に達した判断し、ここから6ヶ月移動平均線を下回ったら下降転換と判断します。この60ヶ月移動平均線+50%の位置で2001年1月から6ヶ月移動平均線を下回り下降転換しました。
下降転換してからは弱気相場に転じているので、6ヶ月移動平均線が上値抵抗線になり、株価は上回れずに9月に60ヶ月移動平均線-50%ラインまで下落しました。
この下落の間は6ヶ月移動平均線が上値抵抗線としています。95年から2000年の5年間かけて上昇した値幅は、たった9ヶ月で元の95年の水準まで下落しました。