初心者のためのテクニカル分析【保存版】:下値支持線・上値抵抗線を知る1-4
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
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上昇相場の下値支持線・上値抵抗線(4508・田辺製薬)
週足チャートでは、2000年3月に601円で下げ止まって、26週移動平均線を上回ってから上昇相場に転じました。
その後26週移動平均線を下値支持線2001年9月まで下回らずに上昇相場が続きました。
この様に26週移動平均線を下値支持線に上昇相場「A」が続いていましたが、2001年9月末に50週移動平均線まで下げました。
2001年9月から50週移動平均線「B」を下値支持線に下げ止まりながら下値を切り上げています。この間は上値を切り下げています。今まで26週移動平均線を支持線にして上昇を続けていましたが、50週移動平均線に下値支持線を切り下げました。
2002年2月始めに50週移動平均線を下回り、100週移動平均線「C」まで下げました。
この様に上昇基調では、中期、中期、中長期の移動平均線を下値支持線に、株価の下げ止まりの目安として使えます。ただ、相場基調は、高値圏で上値を切り下げて、50週移動平均線を下回ったことで上昇相場から下降相場に転換したと見る状態です。
100週移動平均線と150週移動平均線「D」は、それ程、離れておらず、あえて使う必要はありませんが、ここでは、何週線までを下値支持線として使うのか、また株価は下げ止まるのかということをしっていただきたいと思います。
基調は回復しなければ、50週移動平均線を下回ったことで下降相場に基調転換したと確認し判断できます。
下回ってからは、100週移動平均線を下値支持線と見ますが、26週移動平均線「E」を上値抵抗線としても合わせて見ていかなければなりません。下値が切り下がることと、26週移動平均線を下回っていて、高値も切り下がっているので、26週移動平均線「E」を上値抵抗線と見ながら、株価の基調が崩れるか、戻せるかを判断するために使います。
今後、100週移動平均線を下回ってきたら、本格的に下降相場に向かう可能性が高いと判断できます。