初心者のためのテクニカル分析【保存版】:下値支持線・上値抵抗線を知る1-5
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
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上昇相場の下値支持線・上値抵抗線(4508・田辺製薬)
日足チャートでは、2001年から75日移動平均線「A」を下値支持線に8月まで上回って上昇相場が続いています。
その後9月に入って、75日移動平均線を下回って200日移動平均線「B」の下値支持線まて下げました。9月以降、200日移動平均線「B」を下値支持線に下値は切り上げて維持している状態で下回らずに上昇相場は続きました。
この様に75日移動平均線を下値支持線に上昇相場「A」が続いていましたが、2001年9月末に200日移動平均線「B」まで下げました。
2001年9月から200日移動平均線「B」を下値支持線に下げ止まりながら下値を切り上げています。この間は上値を切り「C」下げています。今まで75日移動平均線「A」を支持線にして上昇を続けていましたが、200日移動平均線「B」に下値支持線を切り下げたことで基調は弱まっていると判断できます。
2002年1月まで200日移動平均線を維持していましたが、2月に下回り下降転換「D」したと確認できた下落です。日足チャートでは高値「C」を切り下げて200日移動平均線「B」を下回ったことで下降転換「D」と判断します。
この様に上昇基調では、中期、長期の移動平均線を下値支持線に、株価の下げ止まりの目安として使えます。高値圏「C」で上値を切り下げて、200日移動平均線を下回ったことで上昇相場から下降相場に転換したと判断します。
200日移動平均線を下回ったことで下降相場に基調転換したと確認し判断しますが、75日移動平均線「C」を上値抵抗線としても合わせて見ていかなければなりません。
下値が切り下がることと、75日移動平均線を下回っていて、高値も切り下がっているので、75日移動平均線「C」を上値抵抗線と見ながら、今後、本格的に下降相場に向かう可能性が高いと判断できます。