初心者のためのテクニカル分析【保存版】:チャート(波動)の基本パターン2-2
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
その他オススメコンテンツ →買い時・売り時必勝パターン →チャート分析のための指標の見方・使い方
チャートで確認する高値警戒ゾーンの株価位置(8133・伊藤忠エネクス)
現在の株価位置を月足チャートで見ると、60ヶ月移動平均線+50%ラインに達してから横這いの状態にあります。99年から2000年3月まで、株価は60ヶ月移動平均線-50%ラインで下げ止まり底値圏の下値ボックス圏を続けていました。
4月に6ヶ月移動平均線を上回り上昇相場に転じています。上昇は続いて2001年10月に+50%ラインの高値警戒ゾーンまで達しています。
この場合、2000年初に60ヶ月移動平均線-50%ラインで底入れしてから2001年に上昇に転じました。業績を見ると、増収増益であり、株価水準と比較すると割安に感じますが、株価は約1年半の間、上昇を続けた後、60ヶ月移動平均線+50%ラインに達し、6ヶ月移動平均線を株価は下回っています。
この様な場合も、業績は増収増益で好調に見えても、株価位置から判断すると、業績は織り込まれた株価位置と判断します。業績が好調に見えても、株価は先行して値上がりしているということがおわかりいただけたと思います。
業績に先行した、この様な位置にある状態を高値警戒ゾーンと見ます。6ヶ月移動平均線を下回っており、下降転換し下降相場に向かうと状況にあると見ることができます。