今年も残すところ、あと僅かとなりました。本年は最後に政権交代があり、そのご祝儀もあってか11月からの急騰を持続して終わりそうです。年が明けてもペースダウンせずに、この勢いを保っていただきたいものです。
週間相場レポートも、今年はこれが最後となりますので、今回は日経平均株価をチャート分析して見たいと思います。
まず日足チャートに新しく追加されたGMMAのチャートで見てみましょう。
GMMAでは赤の長期波動よりも青の短期波動が上回っており、上昇パターンが持続する可能性が高い状態です。合わせて長期波動が大きく拡大しているときは上昇の勢いが強いパターンです。これは今年の3月の上昇と同じ動きです。
また注目されていた3月高値を上回り上値の軽さを表しています。また出来高も増加しており、勢いの強さを感じさせます。
今回の上昇は、今年の後半から続いた三角保ち合いをブレイクしたところから始まりました。また徐々に増加した信用売残も上昇の勢い増している要因と言えます。
ただし、誰もが感じておりますが、短期的な過熱感は依然としてあります。SRVも高値圏を維持したまま、推移しています。そのため、短期的な調整、押し目による下落に注意しながらトレードしましょう。
次に月足を見てみましょう。
月足では今月ついに5年平均線を突破しました。これはリーマンショック以降初めてのことです。また底打ち後の5年平均線ブレイクは2005年以来のこととなります。次の上値目標は2010年高値11408円~12000円となります。
5年間の平均線を超えるということは、これまでの上値のしこりが少なくなり、株価が軽くなっているといえます。チャートから判断する際に重要なのは、データから判断できる合図を逃さないということです。
もちろん、相場に絶対はありません。しかし確実はいえなくとも、その合図で行動を起こしてみなければ、始まりません。今の相場はのんびりと待っていては遅いのです。アクションを起こしてみて、ダメそうならさっさと見切りをつけるのが、今のトレードのやり方です。
昨年は震災があり、今年は政権交代がしました。日経平均はまだまだ底値圏にあります。2013年には大いに期待したいと思います。
それでは、良いお年をお迎え下さい!!