今週はチャートと業績を合わせた分析から地合いの影響が受けにくい銘柄の探し方を見て行きましょう。
個人投資家には、決算発表などから業績をみて内容がいいという理由で、その銘柄を選ぶ方も多いのではないでしょうか。しかし実際にはいくら好業績でも株価は下落する場合もありますし、全く動かず反応しない場合もあります。
もっとも大切なポイントは株価が上昇するかどうかはチャートの形が大前提にあります。いくら業績が良くてもチャートが下降パターンであれば株価は下落します。また業績発表などにより、チャートが上昇パターンから下降パターンに崩れた場合も株価は下落します。
最も探すべき銘柄は、チャートが上昇パターンになっており、なおかつ業績が良い銘柄です。業績に裏付けされて上昇トレンドになっている銘柄は、全体相場に左右されにく銘柄と言えます。
それでは実際のチャートで見てみましょう。今回は参考例として富士重工(7270)です。
こちらは25日移動平均線から200日移動平均線までが右肩上がりの上昇トレンドを形成しています。各移動平均線が下支えしており、株価の動きが上昇パターンになっています。株価は時折、押し目を形成しながら高値を更新するのが特徴です。
次に富士重工の業績を見てみましょう。
来期の企業予想では売上高が21.3%増加、経常利益が117%増加、純利益が74%増加すると発表しています。好業績であっても発表された時点で材料出尽くしで下落する場合もあるのですが、トレンドを崩すことなく維持しているのは堅調な証拠と言えます。
このようにチャートの形と業績をあわせて確認することで、相場に左右されにくい銘柄を見つけることができます。
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