日経平均株価はNYダウの下落の影響や、日銀の金融緩和期待が後退したことを受けて、株価は急落しました。主力銘柄も同じくトレンドが崩れてきています。しかしながら、主力大型株の動きが悪い分、小型株でトレンドが発生している銘柄は、上昇の勢いを強めています。
本日はそういった短期売買向きの銘柄を見る際に重要な、短期間の10日移動平均線について見ていきましょう。短期移動平均線で、もっともよく使われるのが5日移動平均線ですが、短期的な株価の方向感や見やすさで言えば、10日移動平均線がお勧めです。
株価が短期的な上昇トレンドに乗ってくると10日移動平均線に沿って動きます。また10日移動平均線が株価を下支えして動くことが多いため、タイミングを取る際や方向感を判断する上で、とても参考になります。
また重要なのは、10日移動平均線に沿って上昇している時であっても、株価は日々細かく上下しているということです。つまり10日移動平均線を下回らない限りは、株価の上昇方向は変わっていないということになります。チャートで見てみましょう。
この短期間の株価が動き特徴を押さえておくと、短期間での株価の上下に振り回されずにすみます。短期売買で最も難しいのは、方向感を見失い、毎日の株価の上下に振り回されてしまうということです。本日は、短期売買における10日移動平均線の重要性と特徴について解説させていただきました。