本日は転換足から見る利益確定と損切りの考え方について見ていきましょう。利益確定と損切りについては、お悩みの方も大変多いのではないでしょうか。利益確定しようとしたら上昇してしまった、利益確定しようとしていたら株価が下落してしまった、損切りしたら株価が下落してしまったなど、最適なタイミングで手仕舞うことは、簡単ではありません。
まず利益確定と損切りの考え方として、常にいつでもベストなタイミングで手仕舞いすることはできません。有名な格言でもある「頭と尻尾はくれてやれ」でもわかるとおり、株価の動きはピッタリと掴むものではありません。
利益確定や損切りのタイミングを掴むことよりも、損失をこれ以上増やさない、または利益をしっかりと確保するということを、優先して判断することが大切です。
まず利益確定ですが、基本的には転換足が青になったら利益確定をしますが、今回は1歩進んで、早めに利益確定する方法を見てみましょう。まずはチャートをご覧ください。
株価が赤に転換してからエントリーし、その後順調に株価が上昇していった際に、利益確定は青になるまで持ち続ける方法と、青になる前に利益確定する方法とがあります。
青になるまで持ち越した際には、一番利益を伸ばすことができる可能性はありますが、株価というのは上昇が長く続くほど、利益確定売りが入りやすくなります。
転換足で売買する場合はどうしても短期間のスイングトレードとなりますが、利益が5%から10%乗った場合には、青になるまで待たずに利益確定をします。そうすることで、株価が短期的に上昇した「もっともおいしい」部分で利益を取ることができます。利益確定後は、また別の銘柄を狙います。
つまり、上昇が早い銘柄は利益確定して、銘柄を乗り換えながら、利益を増やしていくのが短期売買の重要なポイントとなります。
今回はこのようなポイントを動画で解説いたしました。また損切りの考え方についても解説させていただきましたので、ぜひご覧ください。