今回は転換足とRCIを使った空売りのポイントについて見てみましょう。空売りのベストなタイミングは高値圏で売ることです。しかしこの高値圏というのが、単純に高ければよいというわけではなく、株価の波の中での一時的に高くなったポイントというのを狙わなければいけません。
その波を掴むには、RCIという指標がお勧めです。株価の波の大きさに関わらず、忠実に高値圏と安値圏を示してくれる指標です。空売りの際は、このRCIが+80%以上まで上昇すると高値圏となりますので、エントリーするポイントになります。
ただし、RCIが高値圏になったからといって、すぐに空売りを仕掛けるのは危険です。しっかりと株価の方向が変わったことを確認してから、エントリーします。RCIは株価が高値を更新している間は高い位置で張り付くことがあるからです。
そこで株価の方向を確認するために転換足を見ます。転換足が赤か青に転換すれば、株価が上昇から下降方向に変わったことになり、下げ始めのタイミングとなります。チャートでも確認してみましょう。
このチャートのパターンにもあるように、前回高値よりも低い株価位置で、天井を付けるというのもポイントになります。前回高値よりも低いということは、それだけ上値が重いことになり、またダウ理論から見ても、高値を切り下げた下降トレンドとなります。下降トレンドの状態であれば、株価の下落幅も大きくなる可能性が高く、その分だけ利益も見込めます。
今回はこのようなポイントで動画解説しておりますので、ぜひご覧ください。