決算発表後のチャートの注意点とタイミング

明日からGWで日本市場は休場となりますが、週明けは決算発表の集中時期でもありますので、大きく動く銘柄も見られます。決算発表時期は、話題性もあり、どうしても株価は過熱しがちになります。

しかし過熱している時ほど、チャートの動きを見ながら冷静に、客観的に判断していかなければ、思わぬ所で損に繋がってしまうこともあります。

基本的には決算発表時期というのは、発表した直後に織り込みます。またサプライズの度合いが大きければ、上昇が数日続くこともああります。重要なのはその後のタイミングです。業績というのは、発表して株価が織り込んだ後は、中期的に将来の期待感によって徐々に上昇していくものです。

そのため、安易に加熱しているところで飛びついてしまうと、短期の利食いによって下落する可能性もあります。大事なのは、数日の短期間で利益を狙うのか、または大きな利益幅をじっくりと狙っていくのかによって、タイミングが違ってくるということです。チャートで見てみましょう。

決算発表によって大きく窓開けした状態では、短期の利食いと、新規の買いが交錯します。そのギャップや上昇率が大きいほど、利食いも多くなります。数日間の短期売買であれば、急騰した所からでも買いで狙えますが、利益幅を大きく取りたいのなら、急騰したところではなく、ある程度株価が落ち着いて、調整してからでのほうがお勧めです。

また急騰してから短期決戦で狙うというのであれば、利食いとロスカットをすばやく行う必要があります。特に大きく窓空けした場合などは、ひとたび株価が下がると、窓を埋めるように株価が急落することもあります。そのため徹底したロスカットが重要になります。

今回の動画では、このような決算発表における売買の注意点を解説致しました。ぜひご覧ください。