日経平均株価は、22000円を下回らず底堅い動きで推移しています。個別株も日経平均に比べると上値は重いものの、徐々に上昇トレンドに転換し始めている銘柄も増えています。そこで今回は、トレンドが転換する際に見られるチャートパターンについて解説いたします。
下降トレンドの状態とは、移動平均線が右肩下がりで、長期線の下に短期戦が位置している状態のことをいいます。この状態が続く限り、株価が上下しながら安値を切り下げていることになります。
また上昇トレンドとは、その反対で移動平均線が右肩上がりの状態であり、長期戦の上に短期線がある状態のことをいいます。この状態を維持している限り、株価が上下しながら高値を更新していくことになります。
では、下降トレンドから上昇トレンドに転換すると、どのようなチャートパターンになるのか見てみましょう。
こちらは、下降トレンドから上昇トレンドに転換する際のチャートパターンになります。株価が底打ちしてから上昇しはじめる際には、まず株価が25日移動平均線を超えて、その後に75日移動平均線を超えて上昇していることがわかります。
そして、最後に25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスし、株価が200日移動平均線を上抜けています。つまり株価が上昇転換するには、まず短い期間の移動平均線を上抜けて、その後、順番に長期移動平均線を上抜けていくパターンになります。最終的には、移動平均線が全て上向きになることで、上昇トレンドの期間に入っていくわけです。
この基本的なチャートパターンを認識していれば、トレンド転換を事前に判断することも可能となります。今回は、このトレンド転換のチャートパターンをわかりやすく動画で解説していますので、ぜひご覧ください!