日経平均株価は22,000円以上まで上昇しましたが、高値圏でもあることから、個別株には利食い売りも目立っています。今回は短期売買の初心者の方がローソク足に惑わされてしまう理由と、その対処法について解説いたします。
ローソク足は株取引をしている投資家は全員見ているといっても過言ではないテクニカル指標です。ローソク足は当日の始値、高値、安値、終値から1日毎の値動きを示しているわけですが、多くの場合、この陽線や陰線、ヒゲなどの形に惑わされてしまいます。
この上昇パターンでは、ローソク足が陰線と陽線を繰り返しながら上昇していることがわかります。買い持ちしている投資家にとってみれば、陽線であれば安心しますが、陰線になると急に不安になってしまい、売りたくなってしまいます。そのため結果的には利食いも早くなることが多くなります。株価が上昇トレンドを維持している時であっても、1日ごとの株価の値動きは、その日の日経平均や指数などの動きにつられて動くため、細かく上下していきます。
そのローソク足の値動きに惑わされてしまうと、必ず利食いは早くなり、損切りは遅くなります。惑わされずにトレードするには、ローソク足だけ見るのではなく、5日や10日移動平均線などで補完したり、転換足の足の色で補助して見ていくのがお勧めです。今回はこのようなポイントを動画でわかりやすく解説しましたので、ぜひご覧ください。