日経平均株価は26,000円を突発しており、先物主導で強く買われています。これにより出遅れていた個別株にも積極的に買いが入ってきており、相場全体が強気ムードとなってきています。そこで今回はボリンジャーバンドでわかる株価が急上昇するパターンについて解説いたします。
ボリンジャーバンドの見方は、大きく分けると2つあります。バンド幅というのは株価のボラティリティを表していますが、バンドの値幅がある場合においては、±2σの範囲内で株価が動いていきます。基本的には株価は±2シグマの間には95%の株価が収まるとされており、上部のバンドでは高値圏での売り、下部のバンドで底値圏での買い場とする見方が一般的です。
ですが急上昇するパターンを見つける際には、バンド幅が縮まった状態から、急激に+2シグマを株価が上抜けたところが、上昇のシグナルとなります。つまり通常の値動きと見方と逆になります。バンドの幅が縮まることで、エネルギーが溜まっている状態からの急激な上抜け上昇パターンとなります。ボリンジャーバンドによって株価が異常な動きをしているということを判断することができます。
このように、最近では好材料などをきっかけに急騰するパターンが多くなっています。そのような時はボリンジャーバンドに切り替えて見ていくことで、チャートの見え方が一変します。ローソク足の単純な上げ下げだけで判断するのではなく、テクニカル指標を使って客観的に見ていくことが重要です。今回はこのようなポイントを動画で解説いたしました。ぜひご覧ください。