日経平均株価は新型コロナの感染拡大が続く中で、大発会後も上値が伸びず、27000円付近での攻防が続いています。また個別株も総じて手仕舞い売りが目立ってきています。そこで今回は株価の売られすぎが判断できるRSIの見方・使い方を解説いたします。
RSIはオシレータの中では、恐らくもっともメジャーな指標といえます。計算方法はシンプルで上昇と下落の値幅の合計に対して、上昇値幅が何%あるのかを示した指標です。一般的なRSIの見方としては、30%まで下がると売られすぎ、70%以上まで上昇すると買われすぎと判断します。
こちらは14日RSIが下に表示されていますが、30%以下になると株価が売られすぎ状態となっており、70%以上になると頭打ちになっている傾向も見られます。ただし、RSIが高値を付けても、50%以下にならなければ、上昇トレンドが続いている動きも同時に確認できます。その逆に50%以下で推移する場合は、株価が下がり続けています。
これは、RSIは買われすぎ売られすぎだけを判断するだけでなく、中間地点50%ラインを中心にトレンドの持続性が判断できるという特徴を持っているためです。そのためRSIではエントリーした後にも値を確認しながら、50%を上回るかどうかを見ていくことが大切です。底値で買った後に、RSIが50%を超えることができなければ注意が必要です。
今回の動画では、このようなRSIの見方のポイントを解説させていただきましたので、ぜひご覧ください。