移動平均線が収れんしている保ち合い状態からの上昇パターン

日経平均株価は28,000円付近で上値が重い展開が続いていますが、個別株は第二四半期の決算発表も出揃い、上昇転換する銘柄も目立ってきています。そこで今回は移動平均線が収れんした保ち合い状態から上昇転換するパターンを解説いたします。

株価はトレンドがなくなると、高値や安値も更新せずに狭い価格の範囲内で動きます。このとき5日や10日などの短期移動平均線から75日や200日などの長期移動平均線までが一箇所に集まるように収斂していきます。この状態になると株価の動きが膠着状態となり、出来高も少なくなっていきます。

ただし、このチャートでは株価が保ち合い状態となってから、徐々に移動平均線が上向きになりはじめ、高値を更新しながら上昇していることが確認できます。各移動平均線が上向きになり始めれば保ち合い状態から上昇方向にブレイクアウトした上昇転換のシグナルとなります。

株の達人の銘柄選択では、こういった移動平均線が収れんした状態から上昇する銘柄を簡単に見つけることができます。標準条件を使うことで、難しい設定も必要なく、初めての方でも簡単に設定することができます。今回はこのようなポイントを動画で解説しておりますので、ぜひご覧ください。