今回は決算発表や悪材料によって大きく売られた銘柄の下げ止まりを、MACDを用いて判断する方法について解説します。
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例えば、京セラのケースを見てみましょう。11月の決算発表後、大幅なギャップダウンが発生しました。これは、今期の最終利益が30%の減益で、下方修正が行われたことが嫌気され、投げ売りが発生したためです。この時、出来高も非常に増加しており、株価はその後も戻せずにさらに下値を探る展開となりました。
決算発表後、株価は急激にV字回復するパターンと、もう一度下値を試しに行くパターンの両方が考えられます。決算発表は、株価のトレンド転換のきっかけになることが多いですが、多くの銘柄では、決算発表後の投げ売りが落ち着いた後に下げ止まりの兆候が見られます。特に主力銘柄や大型株では、一時的な業績悪化と見なされれば、最終的には買いが入って下げ止まる可能性が高いです。
この下げ止まりを判断する際に有効なのがMACDです。MACDの基本的な見方を用いることで、反転のポイントを見極めることができます。具体的には、MACDのライン(ピンク)がシグナル線(緑色)をクロスする形で反転する場合、それがちょうど下げ止まりのサインとなります。
また、株価が再び決算発表前の水準に戻るケースもありますが、このような場合もMACDの動きに注目することで、適切なエントリーポイントを見極めることができます。MACDを活用した下げ止まりの判断方法について、詳しく知りたい方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。