今週の日経平均株価は、先月のレンジを抜けた時点で上昇し、目先戻り局面の動きを見せています。
本日は株の達人の短期売買専用チャート、転換足のポイントについて見てみましょう。転換足は青から赤に変わった転換点が買いポイントです。しかし青から赤に転換しても、赤が長く連続する場合と、そうでない場合があります。
赤が連続する銘柄には1つの特徴があります。同じ上昇トレンドでも、赤に転換してから上昇が続きやすい銘柄と、すぐに上値が重くなってしまう銘柄があるということです。これは、その銘柄自体のトレンドの強さによって変わってきます。まずはチャートでチェックしてみましょう。
トレンドが緩やかなチャートでは、転換した後も赤が続きません。
転換足の赤が連続している銘柄とは、トレンドの角度が強い銘柄です。トレンドの角度がゆるやかな銘柄は転換足の赤の連続が続かない場合があります。そのため銘柄を選定する上で、トレンドの角度に注目していただくと、より可能性の高い銘柄を見つけることができます。
またトレンドの強さを判断するには、短期から長期の移動平均線の角度と乖離と位置関係でわかります。短期移動平均線から、長期移動平均線の順番に上から並んでいること。またそれぞれの離れ具合が広がっており、角度が上向きであることが条件となります。
転換足は、ローソク足では判断できない株価の短期的な方向転換を読み解くものです。株価が方向転換したからといっても、その後上昇の強さは、その銘柄が持っている本来のトレンドの強さによります。
今回は転換足の赤の連続性の違いについて解説させていただきましたので、ぜひご覧ください。