基本的には決算発表時期というのは、発表した直後に株価が織り込んでスタートします。またサプライズの度合いが大きければ、上昇が数日続くこともあります。重要なのはその後のタイミングです。安易に加熱しているところで飛びついてしまうと、短期の利食いによって下落する可能性もあります。大事なのは、数日の短期間で利益を狙うのか、または大きな利益幅をじっくりと狙っていくのかによって、タイミングが違ってくるということです。
決算発表によって大きく窓開けした状態では、短期の利食いと、新規の買いが交錯します。そのギャップや上昇率が大きいほど、利食いも多くなります。数日間の短期売買であれば、急騰した所からでも買いで狙えますが、利益幅を大きく取りたいのなら、急騰したところではなく、ある程度株価が落ち着いて、調整してからでのほうがお勧めです。
また急騰してから短期決戦で狙うというのであれば、利食いとロスカットをすばやく行う必要があります。特に大きく窓空けした場合などは、ひとたび株価が下がると、窓を埋めるように株価が急落することもあります。そのため徹底したロスカットが重要になります。