日経平均株価は、海外市場の値動きに振り回されるように、上下の動きを繰り返しています。しかし今のように市場全体の方向性がはっきりとしない状況の中でも、しっかりと上昇トレンドを維持している銘柄があります。今回は地合いが悪くても上昇する銘柄の特徴を解説いたします。
日経平均株価が下降トレンドの状態では、およそ7割近くの銘柄は同じように連動するため、当然に下落する銘柄が多くなります。しかし上場している銘柄の中には、全体の地合いが悪くても上昇している銘柄があり、そのような銘柄にはチャートにも特徴があります。
まず、こちらをご覧ください。
これは上昇トレンドを維持している銘柄と、日経平均を比較したチャートです。両方のチャートを比べるとわかりるように、右側の日経平均は右肩下がりの状態にありますが、左側の銘柄は上昇トレンドを維持しており、注目したいのは下落した後に反転した上昇の強さです。
日経平均株価が安値を更新して下落しているときも、左側の銘柄も同じく連れ安して下落しています。このように上昇トレンドの銘柄であっても、日経平均に連動して一時手に下落はしますが、その後の反発した際に最高値を更新して上昇していることがわかります。つまり上昇トレンドが持続する銘柄は、地合いが大きく下落した場合も同じように下落しますが、その下落幅は小さく、地合いが反転したときは、他の銘柄よりも大きく上昇して高値を更新します。
このパターンを理解していれば、日経平均株価が下落した場合に、上昇トレンドの銘柄の押し目買いを狙うという戦略も可能となります。今回はこのような内容をわかりやすく動画で解説していますので、ぜひご覧ください。