日経平均株価は24000円を超えられず上値が重くなっていることから、個別株も動きが鈍ってきている銘柄が増えています。今回はトレンドがはっきりとしない銘柄にも有効な、ボリンジャーバンドのボックスパターンを見ていきましょう。
ボリンジャーバンドは、バンド幅が大きく拡大するトレンドフォローのパターンと、株価が一定幅で推移するボックスパターンの2つがあります。バンド拡大のパターンでは、見た目から大きくバンドが広がるので、比較的わかりやすいのですが、ボックスパターンの見極めが少し難しくなります。
まずボックスパターンではバンドの向きに注目します。バンドの拡大期と比較すると、一定幅で横向きになっていることがわかります。また中心線も同じく横向きになっていることでも判断ができます。ボリンジャーバンドがこのパターンになると、概ね±2σの範囲内で動くことになります。
そのため基本的な買いパターンとしては、バンドが横向きになった場合に株価が-2σまで下落したタイミングを狙います。万が一、-3σの方まで下落した場合は損切りとなりますが、反転してくれば+2σ付近までの利益狙うこともできます。
また注意しておきたポイントとして、±2σの値幅を確認することです。それによってボックスパターンで狙える利益が概ねわかります。今回はこのようなポイントを動画で解説いたしましたので、ぜひご覧ください。