初めてでもわかるMACDヒストグラムの見方・使い方

新型コロナウイルスの拡大懸念によってNY市場が大きく急落したことで、日経平均株価も急落しています。個別株も多くの銘柄が売り込まれています。今回は株価の下げ止まりなども判断できるMACDヒストグラムの見方・使い方を解説いたします。

MACDヒストグラムは、MACDとシグナル線の差の値を棒グラフで示した指標です。本来の目的としては、MACDがゴールデンクロスする間際の状況を、より細かく判断するための指標です。ここだけ聞いてしまうと意味がわかりにくいのですが、実践で使う上では短期的な株価の動きを読み取るために使うのがお勧めです。

こちらのチャートをご覧ください。

チャート画面の下に表示している指標がMACDヒストグラムとなります。こちらは日経平均株価のチャートですが、株価の短期的な天底とヒストグラムの増減の動きが一致していることがわかります。

チャートでも明らかなように、ヒストグラムが高値圏で陰転すれば、株価は目先天井となりやすく、安値圏で陽転すれば株価は目先底打ちしやすいという特徴があります。また過去のヒストグラムのピークとボトムの値も、おおむね同じ水準で天底となりやすいという特徴があります。MACDという指標自体が、株価の動きに対してやや遅れがちであったため、ヒストグラムで実際に株価の動きを捉えることで、非常に有効なシグナルとなります。

今回はこのようなMACDヒストグラムの特徴を動画でわかりやすく解説いたしましたので、ぜひご覧ください!