はじめてでもわかるRCIの実践的な見方

日経平均株価は20000円の節目を超えて上昇傾向となっています。個別株も決算発表の集中時期でもあることから、株価が大きく動く銘柄が増えています。今回ははじめてでもわかるRCIの実践的な見方について解説いたします。

RCIはオシレーターの一つではあり、ストキャスティクスやRSIよりも非常に見やすいのが特徴です。計算方法は一定期間の株価の価格順位と日付の経過日数との相関関係を指数化しています。実際の株価や高安、値幅といったものは考慮されていませんので、どの銘柄の値動きにも比較的合いやすいのも特徴です。

このチャートでは、水色が9日RCIで、ピンク色が13日RCIとなります。株価の細かな上下を見ていく際には9日RCIがお勧めです。

基本的な見方としては、9日RCIが-80%以下近くの安値圏でV字に反発したところが、短期的な底値の買い場となります。オシレーターは高値づかみをしないために見る指標ですので、あくまで株価が下がったところだけを狙うという使い方をします。

またRCIが安値圏だからといって、かならず株価が下げ止まるわけではありません。RCIが安値圏のまま下に張り付き、反発せずに横ばい状態となってしまうと、それは下降トレンドに転換するシグナルにもなります。RCIは高値圏、安値圏を判断するだけでなく、相場の手観点を探る際にも有効です。またこのパターンを理解しておけば適切なところで手仕舞いするという予防策にもなります。

今回は、はじめてでもわかるようにRCIの効果的な見方を動画で解説いたしました。ぜひご覧ください。