日経平均株価は23000円を上回って推移しているものの、依然として上値は重い状況が続いています。しかし個別株では新興株を中心に物色相場となっており、高値を更新しながら上昇している銘柄も多く見られます。今回は上昇トレンドになり始めたチャートパターンについて解説いたします。
上昇トレンドの状態とは、短期から長期までの移動平均線が全て上向きとなり、順番に並んでいる状態のことです。これをパーフェクトオーダーということもあります。その状態が続く限り株価が上下しながらも高値を更新していきます。
では「初動」とはどういう状態かというと、移動平均線が上向きになり始めたばかりの時期となります。上昇トレンドになる前に、必ず移動平均線が横ばいや下向きから、上向きに転換して上昇し始める時期があり、この状態を正確に捉えることで、上昇トレンドの初期状態で買うことが可能となります。
それではチャートで確認しておきましょう。
このチャートパターンでもわかるように、移動平均線が上向きになり始めてから、株価が右肩上がりに上昇していることが確認できます。とくに上昇トレンドになってから、25日移動平均線を下回らない状態で高値を更新しています。また上昇トレンドが長く続いていくと、各移動平均線が離れていることがわかります。
つまり移動平均線がゴールデンクロスしてから、各線がまだ離れていない時期を見つけるということが重要となるわけです。そこで株の達人の銘柄選択を使えば、このような上昇初動の銘柄も簡単に見つけることができます。今回はこのような見方と銘柄の選び方を動画で解説いたしましたので、ぜひご覧ください。