日経平均株価は保ち合い状態を抜け出すことができずに膠着状態が続いています。ただし小型株などは物色相場が続いており、強く上昇している銘柄も目立ちます。今回はローソク足の代表的な買いシグナルである「はらみ足」の見方を解説いたします。
それではローソク足のシグナルの中でも、おそらく最も代表的な「はらみ足」または「はらみ線」について見ていきましょう。ローソク足の足型には、つつみ足、はらみ足、宵の明星など多くのパターンがありますが、はらみ足はその中でも最も頻繁に出現し、なおかつ確度が高いシグナルといえます。
はらみ足は前日に大陰線などが出現し、翌日にその陰線に収まるような小陽線となります。これは株価が下落途中であれば、反発するシグナルとなります。
このチャートパターンでもわかるように、株価が急落した後にはらみ足が出現して下げ止まり、そこから反発上昇しています。特にはらみ足の陰線が「大陰線」であれば、投げ売りからの反発となるので、確率が高い重要なシグナルとなります。はらみ足は、普段から気にしていないと、見逃すことも多いので、しっかりと覚えておきましょう。またはらみ足とRCIなどのオシレーターを組み合わせて、底値圏で見つけることができれば、さらに確率が高まります。
今回はこのような「はらみ足」の見方と、銘柄選択の設定方法を動画で解説いたしましたので、ぜひご覧ください。