日経平均株価は27,500円付近で下げ渋る動きとなっており、方向性がはっきりとしない状況が続いています。個別株も同じく軟調な銘柄が多く、連れ安している銘柄も増えています。そこで今回はRSIによる下げ止まりからの上昇転換を見極める方法を解説いたします。
RSIは個人投資家に大変人気のあるオシレーター系指標のひとつです。上昇と下落の値幅の合計に対して、上昇した値幅が何%あるのかを示した指標となります。一般的には30%以下までまで下落すると売られすぎ、70%以上まで上昇すると買われすぎと判断します。
下に表示しているのが14日のRSIとなりますが、30%以下になると株価が売られすぎ状態となっており、そこから反発していることがわかります。ただし、よく見るとRSIが30%以下になっても株価は下がり続けており、RSIが株価よりも先に下げ止まっていることがわかります。
またRSIは買われすぎ売られすぎだけを判断するだけでなく、中間地点50%ラインを中心にトレンドの持続性を判断することができます。そのためRSIではエントリーした後にも値を確認しながら、50%を上回るかどうかを見ていくことが大切です。またその際に、RSIにトレンドラインを引くと下降トレンドから上昇トレンドに転換するポイントも捉えることができます。
今回の動画では、このようなRSIの見方のポイントを動画で解説いたしました。ぜひご覧ください。