移動平均線が上昇トレンドになる初期状態のパターン

日経平均株価は26,000円の節目付近で推移しており、方向感が定まらない展開が続いています。個別株は指数に連動する銘柄も当然にありますが、動きが鈍い中でも上昇し始める銘柄も増えています。そこで今回は移動平均線が上昇トレンドの初期状態のパターンを解説いたします。

株価が上昇トレンドになる際は、10日の短期から200日までの長期までの各移動平均線が上から順番に並ぶ状態になることで、上昇転換して高値更新していきます。つまり上昇トレンドの初期の状態とは、各移動平均線が順番になり始めた時期となり、各線も上向きになり始めたばかりの時期ということになります。移動平均線が横ばいまたは下向きの状態から、徐々に変化する時時を見逃さずに、しっかりと見極めていくことが重要です。

こちらのチャートを見ると、短期から長期までの移動平均線が上から順に並び、各線が上向きになり始めた時期が、上昇トレンドのスタートとなっていることが確認できます。このような時期は明確に上向きになっていないことも多く、上昇トレンドの初期状態に見えないこともあります。そのため、位置関係が切り替わり、各線が上向き始めた状況を読み取ることが重要です。今回はこのようなチャートパターンや銘柄選択の使い方も動画で解説いたしましたので、ぜひご覧ください。