日経平均株価は、NY市場の下落を受けて反落しており、個別株全体も軟調な動きとなっています。ただ全体の動きが悪い中でも材料が出た銘柄などは物色される動きも見られます。そこで今回はボリンジャーバンドと出来高でわかる株価が上昇するポイントを解説いたします。
ボリンジャーバンドは株価が急激に動き出すポイントを判断する際に有効な指標です。初エクスパンションと呼ばれるバンドが大きく広がりながら株価が上昇していくパターンがよく知られています。特に好材料が出た銘柄などで、このようなパターンが見られますが、さらに出来高を見ることで精度を高めることもできます。
このチャートパターンではボリンジャーバンドのバンドを大陽線でブレイクしたのと同時に、出来高も急増しています。これによって株価の変化と同時に相場参加者も急増しており、その後も勢いよく上昇していく可能性が高まります。また株価が急騰し始めた後も、一時的に株価が下がったとしてもボリンジャーバンドの+1σを下回らずに推移できれば、上昇トレンドは継続していきます。このように出来高の増加とボリンジャーバンドのバンドブレイクのシグナルを組み合わせていけば、急騰する前の状態を見極めることができます。
今回はこのようなポイントを動画で解説いたしましたので、ぜひ御覧ください。