移動平均線乖離率を使った逆張りのパターン

日経平均は33,000円付近での一進一退の展開となっています。個別株もやや上値が重い銘柄も増えており、方向感が掴みにくい状況が続いています。今回は移動平均線乖離率を使った逆張りのパターンを見ていきましょう。

移動平均線乖離率とは、現在の株価が設定された機関の移動平均線から何%上下に離れているかを表したオシレーター系の指標です。株価の買われ過ぎや売れれ過ぎを判断できるのと同時に底値や天井を探ることができます。

こちらは画面の下に25日移動平均線乖離率を表示しています。移動平均線乖離率は、一律で何%が底値になるといった決まった値はありません。各銘柄のボラティリティよって下げ止まりやすい乖離率の値が変わります。そのため過去の動きを見ながら株価が底打ちした際の乖離率の値を確認することが重要です。

ただある程度の目安としてプライム市場の中大型株であれば-10%が売られすぎの基準となります。必ずこの値で下げ止まるわけではありませんが、過剰に売り込まれている投げ売り状態となっており、近く下げ止まる可能性が高いと判断する際には有効です。今回はこのような移動平均線乖離率を使った逆張りのパターンを動画で解説いたしましたので、ぜひご覧ください。