中長期の売られすぎがわかる!SRV K・D(ストキャスティクス)の見方

今回は、中長期的な底値や下げ止まりを見極めることができる「SRV-K・D」というテクニカル分析指標について解説します。この指標は、中長期のストキャスティクスの一種であり、株価の高値圏、安値圏を長めのスパンにて捉えることができます。

SRV-K・Dは、株の達人の冷やしチャートに表示される指標で、赤と黒のラインで表されます。設定期間は25日で、0%から100%の間で推移します。20%以下が売られすぎ、80%以上が買われすぎの水準とされます。

SRV-K・Dが20%以下に達した場合、それだけで買い場になるわけではありません。重要なのは、赤と黒のラインがクロスするポイントです。このクロスが発生すると、買いタイミングと判断されます。

SRV-K・Dが20%以下でクロスするのは年間を通しても多くはありません。例えば、ソフトバンクの株価では、昨年は5回、今年は2回しか発生していません。このため、クロスが発生した際は強い買いシグナルとされます。逆に、80%以上の高値圏で赤と黒のラインがクロスするデッドクロスは、売りタイミングを示唆します。ただし、一方向に上昇が続く場合は上に張り付く状態となるため注意が必要です。

SRV-K・Dは、中長期的な株価の底値や買いタイミングを見極めるための有効な指標です。特に、20%以下でのクロスは強い買いシグナルとなるため、投資判断の一助として活用できます。今回はこのようなポイントを動画で解説しておりますので、ぜひご覧ください。