好業績で一目均衡表の雲を上抜けた上昇転換銘柄の見つけ方

日経平均株価が軟調に推移する中で、決算発表を終えて動き出す銘柄も増えています。そこで今回は好業績で一目均衡表の雲を上抜けた上昇転換銘柄の見つけ方を解説いたします。

一目均衡表は、株価チャート分析における非常に有用なテクニカル指標の一つです。その中でも「雲」と呼ばれる部分が特徴的で、これは先行スパン1と先行スパン2の間を色付けした領域を指します。この「雲」は、過去の株価の「しこり」や抵抗線として機能するため、株価が雲を上抜けるか否かが、重要な転換点となることが多いです。雲の上に抜けた株価は上昇しやすく、雲の下では停滞しやすい傾向があります。株価が雲を抜けると、過去の売り圧力を消化し終えたと判断され、さらなる上昇の可能性が高まります。

また、業績好調な銘柄が雲を抜けた場合、特に強い上昇トレンドを示す可能性があります。例えば、増収増益の銘柄は、雲を上抜けた後に買いが集まりやすい傾向があります。このため、ファンダメンタルズとテクニカル指標を組み合わせて分析を行うことが、投資判断する上で有効です。

効率的に雲を上抜けた銘柄を見つけるには、株の達人を銘柄選択を使用することで、雲を上抜けた銘柄を簡単に見つけることができます。さらに、業績の条件を追加することで、単なる雲抜け銘柄から、上昇しやすい銘柄に絞り込むことができます。

具体的には、売上高や経常利益が前年同期比で5%以上増加している条件を加えることで、さらに精度の高い銘柄選定が可能です。また、PERやPBR、ROEなどの財務指標を条件に加えることで、財務面からも絞り込むことができます。今回はこのようなポイントを動画で解説していますので、ぜひご覧ください。