空売りで使えるRCIの効果的な見方

RCIは株価が下落した際の行き過ぎや反転のポイントを見極めるための有効なオシレーター指標です。RCIはプラス100%からマイナス100%の範囲で上下に推移し、相場の過熱感を測るために活用されます。通常、ボックス相場の底値や上昇トレンドの押し目を判断するために使いますが、空売りでも使うことができます。

空売りでRCIを活用する方法の一つとして、高値圏での戻り売りを狙う戦略があります。RCIが高水準に達した際、移動平均線や水平ラインなどの抵抗帯を確認し、株価が戻ったタイミングで空売りを仕掛けることができます。特に、買われすぎ水準にあるRCIが反落し始めたタイミングは、戻り売りのチャンスとなります。

また、下落トレンドが続く銘柄に対しても、RCIは有効に機能します。安値を更新し続ける銘柄では、RCIがマイナス50%以下、あるいはマイナス80%以下に張り付くことがあります。このような状況では、RCIが下に張り付いている間は空売りポジションを維持し、利益を最大化する戦略が取れます。さらに、移動平均線や直近安値を下抜ける場面でエントリーし、RCIがマイナス50%を超えて反転するまではホールドするという手法も有効です。

RCIの欠点として、この極端な水準に張り付きやすい点が挙げられますが、これを逆に活用することで空売りの判断が可能となります。現在、株の達人ではRCIの標準条件として9日と13日のRCIを簡単にチャート上に表示できます。今回はこのようなRCIの使い方を動画で解説していますので、ぜひご覧ください。