株式投資において優良銘柄を効率よく選ぶには、明確な条件を設定してスクリーニングを行うことが非常に重要です。今回は、財務業績やテクニカル分析を組み合わせ、好業績かつ高収益で、さらに上昇トレンドにある銘柄を株の達人の銘柄選択の機能を使って絞り込む方法をご紹介します。
まず、増収増益の条件として、通期ベースの売上高、経常利益、純利益がそれぞれ前年比5%以上増加している銘柄を選択します。次に、収益性を測る指標としてROE(自己資本利益率)を10%以上に設定し、さらに売上高経常利益率も10%以上という条件を追加します。
この段階で条件を満たす銘柄をスクリーニングすると、200銘柄以上の多くの銘柄が抽出されます。そこからさらにテクニカル指標を用いて、明確な上昇トレンドを形成している銘柄に絞り込みます。具体的には、25日移動平均線が75日移動平均線を上回り、さらに75日移動平均線が200日移動平均線を上回っている条件を設定します。これによって中長期的にも短期的にも強いトレンドを持つ銘柄が絞り込まれます。
これらの条件を設定すると、4000銘柄以上の市場から、数十銘柄まで効果的に絞り込むことが可能です。抽出した銘柄はチャートで確認し、実際の値動きやトレンドを把握することが大切です。選ばれた銘柄は業績が好調で、ROEや利益率も高く、チャートも右肩上がりの強いトレンドを示しているものになります。
短期トレードはもちろん、中長期での投資にも役立つ銘柄選択法です。今回はこのような銘柄選定の手法を動画で解説していますので、ぜひご覧ください。