日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年6月27日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
都合により、06/27(金)前場終了の時点での解説となります。ご了承ください。
イスラエル・イラン戦争は米国の仲裁で短期決戦の幕引きか。短期決着から原油価格は元の水準まで戻りました。中東に平和が来るのか。NATOは世界情勢から防衛費をDGPの5%まで上げる決定をしました。NATOの軍需産業が活況に半導体、電子部品、関連産業が活気付くから、今週の日経平均は前週比+1800円値上がりし、4万円に乗せました。8月に向け高値更新は続くか。
こう言うニュースが出ると、ここから高値更新するのかと期待しますが、ここからの上昇は高値形成に向けた上昇局面であり、売り場が近づいていると、持ち株を処分する時期が近づいていると見なければなりません。来週から7月相場入りしますが、7月相場は上げ幅を伸ばす上昇基調ではなく、月足チャートで見る様に、6ヶ月移動平均線が12ヶ月移動平均線を下回る戻り相場の上昇局面です。
戻り相場が終われば高値形成します。7月初旬までは買いが出来ますが、それ以降は手持ち株処分の売り場になります。処分売りした後の買い場は9月と見ています。好材料に見えても高値形成であり、高値追いする事は高値掴みにします。明るいニュースは売り場接近と見てください。
今週の相場の動きは、日経平均の先導株である半導体関連株(アドバンテスト)が値上がり続けた事が、日経平均を牽引し、日経平均の上げ幅を伸ばしました。今後はアドバンテストが、10日から25日移動平均線を下回ってきたら、日経平均の上値も伸びなくなり、高値形成の動きとなります。この様な動きになったら売り場と見てください。
半導体関連株(アドバンテスト)が、200日移動平均線を上回ってから10日から25日移動平均線を上回る状態を維持し、上値更新が続く動きは、日経平均が上がる状態と見る事が出来ます。7月も10日から25日移動平均線を上回る間は上昇が続きますが、10日から25日移動平均線を下回ったら、日経平均も調整に転ずると見てください。
プライム市場では、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が増加傾向を維持し、値上がりする個別株が増えている事が分かります。業績発表が終わった後の個別株は、株価位置の低い好業績株、低位株など、テクニカル的に上昇局面を維持する株の値上がりが期待できます。引き続き、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加が続く間は、個別株に買いが広がります。テクニカル的に底値から立ち上がる銘柄・強い上昇基調銘柄など注目が続きます。テーマ別「有望銘柄」もご参考に見てください。
2025年6月4週の東証プライム(1629銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、増加傾向を維持し、7月を迎えそうです。24年8月末635柄(225種85)に下降転換し→9月末570銘柄(225種81)→10月末569銘柄(225種89)→11月末587銘柄(225種81)まで減少局面が続く→12月末863銘柄(225種122)→2025年→2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月(19)919銘柄(225種109)→6月(26)952銘柄(225種115)と増加傾向が続く。7月も増加が続くか。7月に向けた観察ポイントです。
6月4週の東証スタンダード(1570銘柄)も増加傾向を維持し、7月を迎えます。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年8月末569銘柄→9月末430銘柄→10月末472銘柄→11月末620銘柄→12月末840銘柄→2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月(20)1069銘柄→6月(26)1105銘柄と増加傾向が続く。7月も増加は続くか。7月に向けた観察ポイントです。
6月4週のグロース市場(609銘柄)も増加傾向を維持し、7月を迎える。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年8月末237銘柄→9月末190銘柄→10月末181銘柄→11月末231銘柄→12月末228銘柄→2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月(20)431銘柄→6月(26)441銘柄と増加傾向が続く。7月も増加は続くか。7月に向けた観察ポイントです。
6月4週の東証プライム(1629銘柄)も増加傾向です。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年8月末741銘柄(225種98)→9月末657銘柄(225種93)→10月末762銘柄(225種120)→11月末718銘柄(225種96)→12月末1008銘柄(225種136)→2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月(20)1008銘柄(225種130)→6月(26)1074銘柄(225種140)と増加傾向です。7月も増加は続くか。7月に向けた観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
今週の「801」NYダウは43000ドルに乗せました。チャート的に、200日移動平均線を上放れてから強い上昇局面を維持しています。200日移動平均線を上回る状態は、上昇基調に戻す動きであり、強い状態を表しています。引き続き、10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る状態は、上昇相場の強い上昇局面の動きです。7月に向けた観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数は強い上昇が続き、20000ポイントに乗せてきました。チャート的に75日から200日移動平均線を上回り、上昇局面を強めています。75日移動平均線は上向きに戻し、上昇基調を強める動きです。引き続き、75日から200日移動平均線を上回る動きは、上昇基調に戻す動きが続いています。7月に向けた観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数は、日経平均に先行し、今年の高値更新しています。チャート的に75日移動平均線は200日移動平均線を上回り、上昇基調に戻り、株価は10日から25日移動平均線を上回る強い上昇相場が続きます。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は強い上昇局面が続きます。下回ると調整に転じます。7月に向けた観察ポイントです。

<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、米国がイランに爆弾投下したニュースで147円まで円安に動きました。短期決戦で終わり、元の水準まで戻しました。75日ボリンジャーバンドの縮小傾向が続いています。中心線(145円)から-1Σ(142円)の範囲が狭くなったところで円安に動きましたが、元に戻しました。引き続き、ボリンジャーバンド幅が縮小傾向が続いている状態は、上下どちらかに動きやすいでしょう。
バンド幅の縮小傾向が続き、中心線(145円)から-1Σ(142円)に戻してきました。やや円高傾向に戻したと言えますが、引き続き、中心線(145円)から-1Σ(142円)で推移する状態は、上下どちらに動きやすいと見てください。7月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
今週発表の評価損率は、-7.82%と横這いでした。今週の日経平均は前週比+1000円以上値上がりしました。来週発表の評価損率の数値は改善が見込まれます。数値の改善は、株価が高値に近づく事を意味し、売り場接近と言えますが、7月に参院選挙が控えている事が上昇局面を維持しそうです。選挙の投票日に向けた株価上昇と、その前に短期調整の両面が考えられます。
2025年の評価損率は高値警戒の水準から始まり、1月-5.51%(1/31)→-5.28%(2/21)(高値警戒水準)→3月から売られ始めました。-8.10%(3/7)→-15.31%(4/4)と4月にボトム水準まで悪化まで株価は下げました。4月ボトムから戻り局面が続き、-10.87%(4/25)→-9.47%(5/23)→-7.18%(5/30)→-8.00%(6/6)→-7.09%(6/13)と改善が続いています。-5%に近づくと高値ゾーンになります。週足では、13週移動平均線を上回る状態は戻り局面が続きます。7月に向けた観察ポイントです。

<日経平均 月足チャート>
月足チャートは、前月比+1800円高まで伸ばし、陽線幅も伸ばし、12ヶ月移動平均線を上回るまでの状態になっています。株価は12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回ってきましたが、7月は高値形成局面と見ています。チャート的に、6ヶ月移動平均線が12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を下回る状態は、戻り相場の形であり、値上がりした高値は戻り相場と見る動きです。
4万円に乗せてきましたが、チャート的には、昨年以降4万円から4万2000円幅が上値抵抗線となってきました。今は12ヶ月移動平均線が上値抵抗線の状態です。6ヶ月移動平均線が12ヶ月移動平均線(38200円・上値抵抗線)を下回る状態で株価が戻すのは、戻り相場と見る状態です。8月に向け、4万円台に乗せてきたので、高値形成が近いと見る水準です。7月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、株価は200日移動平均線(上値抵抗線)を上回り、25日移動平均線は200日移動平均線を上回る上昇局面に戻し、4万円に乗せました。200日移動平均線を上回る状態で、カイリ幅を大きくした動きから、10日から25日移動平均線を上回っています。短期的には上値は伸びにくくなり、高値形成が近いと見る動きです。7月相場は、10日から25日移動平均線(下値支持線)を下回ってきたら、高値形成の動きと見てください。10日移動平均線を下回ると短期調整局面です。
指数では「124」東証小型株指数、「123」東証中型株指数は、200日から75日移動平均線を上回る上昇局面の動きです。「122」大型指数は75日移動平均線は200日移動平均線を下回る、戻り相場の高値ボックスの状態です。中小型指数が強い動きが続いています。7月に向けた観察ポイントです。
イ・イラン戦争は終決か。7月参院選挙の景気対策はあるか。NATOの防衛費増額はプラスか。世界はどう動く。
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