日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年12月12日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
今週は12月SQ週でした。SQに向けて高くなるか見ていましたが、5万1000円まで伸ばしました。来週SQ明けも、5万1000円以上に伸ばす水準を維持できるか?11月から日経平均は、5万円を挟みボックスが続いてきました。年末に向けて5万1000円を挟んだボックスが続くか、大納会に向けて高値引けするか。外国人はSQ後はクリスマスを控え、売買は細る可能性があります。またクリスマス明けから動く可能性を残しています。
今週は、高市内閣の補正予算が成立しました。米国FRBは-0.25%の利下げを発表し、NYダウは高値更新しました。12月SQに向け、値上がり要因が重なりました。それでも半導体の株価水準が高値で推移し、25日移動平均線を上回る上昇基調を崩していません。半導体関連の動きがシッカリしている間は、日経平均も崩れません。しばらく高値維持するか、大納会に向けて高値引けの可能性も残しています。
市場別指数から見て相場が高値形成のする時は、まず「124」東証小型株指数から高値形成し、次に「123」中型株指数→「122」大型株指数→「101」日経平均の順に売られてきます。まだ「122」大型株指数・「104」TOPIXが25日移動平均線を上回り、高値更新しています。これらの指数が25日移動平均線を下回ってくると、次は日経平均が売られる順番になります。今のところ上昇基調を維持し、高値更新の可能性が続いています。
業種別指数では、11月末に半数以上あった高値更新業種のうち、まだ10業種が高値更新しています。高値更新業種が残っていて、まだ約3分の1あることは強く、相場全体の上昇基調を支えています。さらに減ってくれば、上昇基調から高値ボックスに変わってきます。今後の業種別動向でも、上昇基調から高値形成の動きが出てきます。半導体の動きから業種別指数が上昇基調を維持するか、高値形成の動きが出てくるか。年内の観察ポイントです。
個別株は、中間決算発表が出揃い、スタンダート市場・グロース市場の銘柄で売られる株が増えてきました。全体が高い水準では、日柄整理・値幅整理が終わった底値から立ち上がる株に注目してください。引き続き、底値立ち上がり銘柄は、値幅整理・需給整理・日柄整理が終わって買われやすいでしょう。基調別「有望銘柄」から絞り込み、ご参考下さい。
2025年12月2週の東証プライム(1612銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、前週より減っている。高値ボックス相場が続く。2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月末1012銘柄(225種134→7月末1279銘柄(225種169)→8月末1351銘柄(225種187)→9月末1283銘柄(225種177)→10月末1038銘柄(225種172)→11月末1151銘柄(225種181)→12月(4)980銘柄(225種175)→12月(11)914銘柄(225種159)と横ばいです。増加か減少か。12月の観察ポイントです。
12月2週の東証スタンダード(1562銘柄)も、11月末より減少している。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月末1119銘柄→7月末1286銘柄→8月末1294銘柄→9月末1145銘柄→10月末782銘柄→11月末790銘柄→12月(5)717銘柄→12月(12)735銘柄と減っています。増加に戻せるか。12月の観察ポイントです。
12月2週のグロース市場(609銘柄)も11月末より減っている。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月末433銘柄→7月末436銘柄→8月末410銘柄→9月末314銘柄→10月末171銘柄→11月末170銘柄→12月(5)145銘柄→12月(12)139銘柄と減っています。増加に戻せるか。12月の観察ポイントです。
12月2週の東証プライム(1612銘柄)日足75日移動平均線を上回る銘柄数も、11月末より減っている。2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月末1149銘柄(225種159)→7月末1354銘柄(225種182)→8月末1342銘柄(225種186)→9月末1222銘柄(225種171)→10月末826銘柄(225種151)→11月末1053銘柄(225種172)→12月(5)875銘柄(225種153)→12月(12)966銘柄(225種167)と減っています。増加に戻せるか。12月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
米国FRBは利下げを発表しました。NYダウは高値更新相場に戻しました。株価は25日移動平均線を上回る上昇基調の状態を維持し、高値更新相場が続いています。25日移動平均線を上回る間は上昇局面が続き、年末に向け、高値更新相場は続くか。12月の観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数も、チャート的に10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る上昇基調を維持しています。25日移動平均線を上回る状態は、上昇基調は続きます。NASDAQも年末に向け、高値更新相場に戻してくるか。12月の観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数は、25日から75日移動平均線(下値支持線)を上回る上昇基調を維持していますが、ボックスで推移しています。株価が25日から75日移動平均線(下値支持線)を上回る状態は上昇基調ですが、高値ボックスで買われていない市場と言う事がわかります。12月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、経済対策・米国利下げ発表でも、大きく動いていません。織り込み済みと見る内容でしょうか。チャートでは、75日ボリンジャーバンド+1Σ(155円)から+2Σ(158円)の範囲でボリン幅は拡大しています。75日ボリンジャーバンドでは、+1Σ(155円)から+2Σ(158円)幅で円安基調が続く状況です。ボリンジャーバンド幅は拡大が続き、まだ強い円安基調を表しています。
75日ボリンジャーバンド中心線(151円)は上向き円安基調で、+1Σ(155円)から+2Σ(158円)幅で推移が続きそうです。+1Σ(155円)を上回る状態は、円安基調が続くと見る状態です。12月の観察ポイントです。

<日経平均 610評価損率・週足チャート>
評価損率は-8.13%(12/5)と悪化し、今週の反発に繋がったか。数値が悪くなると買われ、良くなると売られます。8月中旬から高値警戒を強め、-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)→-5.29%(9/12)と高値警戒ゾーンが続きました。9月は-6.22%(9/19)→-6.68%(9/26)と高値ゾーン。10月から数値的に、-7.75%(10/3)→-7.88%(10/10)→-8.97%(10/17)→-6.88%(10/24)→-6.95%(10/31)→-7.19%(11/7)→-7.14%(11/14)→-8.66%(11/21)→-7.11%(11/28)→-8.13%(12/5)と数値の乱高下から、日経平均は高値ボックスで推移しています。短期的には、買い場待ちであったから反発しました。数値が良くなると売られます。12月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
12月相場は、月足チャートから見ると、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態で高値ボックスが続いています。12月は前月はプラスまで戻し、高値で上げ下げするボックスです。12月は5万1000円を維持できるか。戻り売りか。高い水準で上下放れ待ちの状況です。
チャート的には、6ヶ月から12ヶ月移動平均線が上向きで、株価が上回る強い上昇局面ですが、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を大きく上回る状態の高値ボックスの動きです。6ヶ月移動平均線を下回ると調整に転じますが、まだ6ヶ月カイリ幅が大きく離れていて、下回りにくい水準です。12月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週は12月SQ週でした。日足チャートでは、25日移動平均線を挟んで上げ下げし、5万円台をキープしています。25日移動平均線を上回って引けました。来週も25日移動平均線前後で上げ下げの状態が続くと、上下どちらかに放れる動きになりやすいでしょう。25日移動平均線を下回ると戻り売りに転じます。
指数別では、「124」東証小型株指数・「123」中型株指数・「122」大型株指数とも、25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。中型株・大型株指数・TOPIXは、上昇相場から高値更新相場を維持しています。小型株・中型株・大型株指数が25日移動平均線を上回る状態を維持しているので、強い上昇基調を維持していると見る事ができます。大型株指数が25日移動平均線を下回ると、相場は売り転換に向かいます。まだその様な動きは出ていません。12月の観察ポイントです。

12月は高値ボックスが続く。12月SQ明け、高値更新に向かうか。NYダウ高値更新相場いつまで続く。世界はどう動く。
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