東証1部 7537 丸文 の分析

 「同銘柄ですが、以前にも一度こちらでご相談させていただきました。平均370円で保有しており、中長期で考えております。ここ数年間、業績は増収増益基調で推移しており、また配当利回りやPBRを見ても、投資魅力ありと個人的には考えております。株価の下値めどはどのくらいを見ておけばよろしいでしょうか。」との事です。

 

2000年以降の株価と「一株純資産+一株利益」の推移を表記してみました。数字では年度表示に(上)一株純資産と(下)一株利益額を表示しました。この株の特徴は年の後半に安値を付け、年の前半に高値を付けてきました。このあたりは決算発表に絡んだ動きと考えます。

2000年~2007年の高値では、一株利益は120円以上を付けています。一株利益が120円以上では株価は1500円以上に値上がりしました。2000年以降、一株純資産は1000円以上をキープしているにも関わらず、株価の安値は500円以下まで下げています。2009年のリーマンショック後の安値は161円まで売られました。

一株純資産は1000円以上とPBRから見ると割安に見えますが、株価は500円以下に推移した場面もある事を見ますと一株利益の増減で動く株と言うことが分かります。2009年以降、業績は回復基調ですが、今年の高値は520円と振るいません。ある程度、業績は織り込まれたと考えますが、2015年以降の業績予想も回復基調にあるならば、株価は値上がりするでしょう。

この株の特徴でもありますが、目先は年後半の安値形成に向かっている様に見えます。一株利益が回復基調では、株価は安値形成後、今後の業績が回復基調であれば、下げ止まれば値上がりに向かう可能性はあります。2014年業績予想、中間決算が下方修正したら売られると考えましょう。目先は業績確認待ちで様子見状態の様です。

 

 

 

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