東証1部 5801 古河電気工業のチャート分析

「軽金属事業が連結対象外になったことや、大雪被害など、悪材料が重なりましたが、株価には織込み済と考えてよろしいでしょうか。これからは、リニア関連や電柱地中化関連として注目される可能性があり、中長期で購入を考えております。」とのリクエストをいただきました。

日足のチャートから見ますと、移動平均線から見ましても、200日、75日、25日移動平均線が上から順に並んでおり、下降トレンドの状態です。しかし株価5/21に付けた安値を割り込んでおらず、また25日移動平均線に関しては上向きのため、中期的な底値固めの動きといえます。

また短期的にも200円から230円の狭いレンジで動いており、これも底値固めの兆候と言えます。また悪材料に関しましては、下値を切り下げていないため、織り込み済みといえます。

しかし現在、上値の重さになっているのが、信用買い残の残株数の多さです。また取組み倍率も24.4倍と大変高いため、この残株が解消されない限りは、上値の重さが続く可能性があります。

今後、中期的な上昇局面に入るには、株価が75日移動平均線を上回り、また信用残が解消される必要がありますが、日柄調整の期間でいえば、底値固めのレンジの動きになってから、まだ3ヶ月程度しか経過しておらず、信用期日からいえば、あと3ヶ月程度の調整期間が必要といえます。

20140805-1

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