「昨年11月の吹き上げの後の調整を完了し、良い感じで上昇を開始したように見えます。吹き上がるときには吹く銘柄なので、仕込んでみたいと思いますが、いかがでしょうか。」 とのリクエストをいただきました。
「吹き値待ちに吹き値なし」という相場格言がありますが、吹く前に仕込んでおいて、吹き値で売ると思っていても、実際には吹き値の場面はそう頻繁にあるわけではありません。
仮に吹いたところでは、待ち構えていた売りもの(決済売り)に押され一瞬で上昇が終わることがほとんどです。
日足チャート(図1)で確認しますと、昨年8月、9月、11月と一時的に急上昇する場面でも足は速く、数日のうちに終息していることがわかります。
日中の流動性が極めて薄い銘柄ですので、仮に仕込んで待つとなると、毎日手仕舞いの指値をあらかじめ入れておくといった対処が必要になるでしょう。
チャートの形状からは、ご指摘の通り75日移動平均線を上抜けしてきたところですが力強い一段の上昇となるには出来高が増加してくることが不可欠です。