「いつも拝見し勉強しています。今から買う場合、円安で業績が良いと言われている銘柄より、原油安で業績が悪いと言われている銘柄のほうが下値不安が少ないと思います。テクニカル的な動向を御教示頂ければ幸いです。」とのリクエストをいただきました。
いつもありがとうございます。
前回2月13日の業績発表では、売上高は減少していたものの経常益は前回の赤字からはV字回復となっており当時の株価はむしろ堅調に推移していたことがわかります。ただ、周知のように原油セクターにとって原油安はマイナス要因ですので今後も原油相場の動向には注意を払わなければなりません。
15年12月期の予想が次回発表されるのは一か月後の5月15日の予定ですのでこちらも要注目です。
チャートは、緩やかな上昇局面が続いているものの、ややボックス圏で戻り高値を形成中ですので、テクニカル的に買い場を探すとするならば、RCIをご覧いただくとタイミングが計りやすくなります。
下値リスクを減らしたいのであれば、押し目を探すことになりますので、ご覧のように日足ベースで9日・13日のRCIがマイナス圏から陽転したタイミングを狙いますが、今回の戻り局面で前回3/9の高値1,164円を超えられないと三尊形成となりますので注意が必要です。
目先は、桃色の10日移動平均線を下値支持線にどこまで上値を伸ばせるかに注目したいところです。前回高値1,164円を超えられるかが今後のポイントとなるでしょう。