東証1部 3103 ユニチカのリクエスト分析

「いつも適格な診断で勉強になります。決算発表で『赤字転落』と表現されていますが、もともと四季報予想で370億円の赤字予想で、実際の発表は約270億円の赤字で赤字幅縮小に思います。株価を観察していると下値が固まったようにも感じます。株価だけをみると投機のように思われがちですが昔の5405住友金属の株価も25円が記憶にあります。ユニチカもアク抜けできそうでしょうか?お忙しい中、申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。」とのリクエストをいただきました。

週足チャートを見てみますと、昨年後半からは水色の26週移動平均線が支持となりご覧のように三角保合いの形状となっています。変動幅が縮小しているうえ、材料への反応も限定的となっておりますので、13週・26週の移動平均線がサポートとして機能している間は、下げれば押し目買いですが、上がれば戻り売りが散見されることでしょう。

また、株価2ケタ台という水準=ただちに割安と判断するのは早計で、また統合前の住友金属と比較するのは業種も違いますしやや強引の感がございます。

変動幅が限定されている状況では短期投資には向かず、下値限定の長期投資であれば一考かもしれませんが、資金効率がいいとはいえません。まずは、この持ち合いを上下どちらに抜けるのかが目先の焦点です。

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