東証1部 5801 古河電気工業のリクエスト分析

「いつも大変勉強させていただいております。同銘柄ですが、今年4月に200円で購入しました。ようやく業績が最悪期を脱し、チャート上も上昇転換したと思っていましたが、今週に入って25日移動平均線を割り込んで来ました。某証券会社が目標株価200円などと設定して来たようですが、正直言ってあまり納得が行っていません。自分の頭で考え抜いて判断した結果購入した銘柄なので、もう少し保有していたいと思っていますが、やはり一旦売却して様子を見た方がいいのでしょうか。何かアドバイスがありましたら、お願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートを見てみましょう。25日移動平均線の攻防から数日で切りかえしてくるようであれば継続することも可能ですが、戻り局面で25日移動平均線(緑色)が抵抗となるようですと要検討です。トレンドを崩した最初の戻り高値は絶好の売り場となってしまいます。

継続保有するようであれば、今後上の転換足が転換(青から赤)すること、またはMACDヒストグラムが増加に転じてゆくことなどを確認しながらの保有となります。

他の大手電線株の動きを見てみますと、高値保合いながらも堅調に推移しておりますのでレンジの下限を割込むことがなければ急いで売り逃げる必要はないですが、長期チャート(月足)を見てみますと60ヶ月移動平均線が下降で現在は戻り高値近辺となっているほか、一目の雲の下限が抵抗として意識されていますので底値で買った向きも一旦は手じまいを考えるタイミングではあると考えます。

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