東証1部 3231 野村不動産のリクエスト分析

「『投信総額、5月末時点で初の100兆円突破 12カ月連続で過去最高』のニュースの受け皿として連想したのが不動産でした。三井・三菱・住友など大手不動産と野村不動産を比較して妥当株価を検討したのですがわからなくなってしまいました。
PBRが一番低い三井不動産:PBR1.89と対比 2061.86×1.89=3897円
PERが一番低い住友不動産:PER24.64との対比198.8×24.64=4898円
このような場合の考え方と、今後の動向に付いて御教示頂ければ幸いです。」とのリクエストをいただきました。

不動産業界は、昨年一昨年と日経平均株価が上昇してきた中でも全体的に横ばいのレンジ相場となっており、出遅れ感が強い業界です。

改めてリクエスト銘柄を見てみましょう。
ファンダメンタルズから考察した理論株価は、決算期でなければ取り立てて目先の株価に大きな影響を与えるものではありませんが、以下にあげる大型株と比較しますと、PBR・PERとも割安といえますので今後の上値余地はありそうです。

三井不動産 PBR:1.9倍  PER:33.1倍
三菱地所  PBR:2.5倍  PER:53.2倍
住友不動産 PBR:2.6倍  PER:24.5倍
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野村不動産 PBR:1.3倍  PER:13.0倍

月足チャートを見てみると、直近数か月は6ヶ月移動平均線を下値支持に上昇基調となっています。一昨年の高値2779円が上値の焦点です。突破できれば、長期目線でも上昇転換となり、出遅れ銘柄としての注目度も高くなってくると考えます。

財閥系の不動産とは規模が違いますが、月足チャートで比較して表示しますと明らかに出遅れ感が確認できます。

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