「いつもお世話になります。per pbr 他の業種よりまだ割安に思えますが、チャートは、下がる時は、最近大きく下がり、天井打ちにおもわれますが、いかがでしょうか?よろしくお願いします。」とのリクエストをいただきました。
商社株は5月以降緩やかに上昇を見せていましたが、今週のギリシャ関連のニュースや中国株の暴落など、外部要因から大きな下落を余儀なくされました。
改めてチャートを見てみましょう。
終値ベースでは75日移動平均線が支持線として機能した格好となっています。
ただ、短期的には10日移動平均線を下回ってきたことで高値からの下落となっています。株価が75日移動平均線を上回っている間は押し目買いも考察できますが、来週以降このレベルが押し目となるか否かは、今般の中国株の動向次第となりそうです。RCIなどのオシレーター指標の反転を待ち、下げ止まりを確認できからの方が安全といえるでしょう。
同業種のPBR・PERを見てみますと、確かに全般割安を示しています。
丸紅 PBR:0.8倍 PER:6.5倍
伊藤忠 PBR:0.9倍 PER:6.9倍
住友商事 PBR:0.7倍 PER:7.4倍
双日 PBR:0.6倍 PER:8.9倍
三菱商事 PBR:0.8倍 PER:11.7倍
三井物産 PBR:0.7倍 PER:11.9倍
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兼松 PBR:0.9倍 PER:6.8倍
今般の外部要因が落ち着き、本来のテクニカル主導の動きを取り戻した際は、割安な業種として物色の対象になってくる業態であると感じます。