東証1部 6080 M&Aキャピタルパートナーズのリクエスト分析

「いつも的確なコメント、参考にさせてもらっています。今回はM&Aキャピタルについてです。業績も好調で、株式分割も8月末にされます。同業者の日本M&Aセンターも業績が好調です。M&Aセンターと同程度のPERから換算した、5500円が今年12月末の目標株価です。いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

週足チャートを見てみましょう。
前回4月に上昇した際は、株式上場時近辺につけた高値を超えてきたことによって急速に確定売りが入りました。上場時に購入した向きは、半年間含み損を抱えていた状態だった訳ですから持ちあいを解消する動きがでても不思議ではありません。ただ、その後は押し目買いが下値を支え再度上値トライとなっています。

好決算でも売られる銘柄が多い中、今回決算をこなしてこの位置にいますので好印象ですが、目先は前回抵抗となった4,000円の大台を終値で維持することができていません。この抵抗帯を上抜けできなければ、再び売りものが出てくる可能性があります。上場時の初値(3,333円)を下回ることがあれば、要注意です。

しかし、今後4,000円の大台での攻防から上抜けしてくるようであれば上にしこりが全くない状態となりますので強い相場に発展していく可能性が高くなります。今後は株式分割、分割後には株主優待制度の実質拡充もリリースされており、投資家の呼び込み策も練られているようです。

同業態の2127日本M&Aセンターの方が、規模が大きいので単純比較はできませんが、年末に向けたの株価の動向を占う上で目先焦点となるのは、まずは4,000円の攻防です。

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