東証1部 8304 あおぞら銀行のリクエスト分析

「いつも的確なアドバイスありがとうございます。みずほ・双日など高配当銘柄でさえ時価が1割以上下落している中で、あおぞら銀行が堅調に推移しているように思います。今後予想される相場動向について教えて下さい。よろしくお願い致します。」とのリクエストをいただきました。

いつもご覧いただきありがとうございます。

まずは、月足チャートで株価位置を確認してみましょう。
あおぞら銀行は、旧日債銀破綻後に一時国有化を経験し2006年に再上場しました。チャートからもわかる様に、再上場後の初値(495円)・高値(517円)近辺は、大きな抵抗として意識されていることがわかります。下値では、1年移動平均線(緑色)を支持線となっていますが、目先は高値圏でボックス相場です。

では、続いて日足チャートを見てみましょう。
株価は長期の売買指針である200日移動平均線(橙色)を割り込んで、目先はこの200日移動平均線が戻り高値で抵抗線となっています。上抜けしてきたとしても、その上には75日移動平均線(水色)が8月の急落前の水準に位置していますので、高値では戻り売りに注意が必要です。

下値では8月25日安値(387円)と9月7日安値(405円)と安値を切り上げて下値を固めつつあるように見えますが、200日移動平均線との攻防から再度下値試しの動きとなれば、これらの下値ポイントは逆に下値の目安として仕掛けが入りやすくなります。

買いは、もうしばらく全体相場の動きを見極めてからのほうが良いでしょう。

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