東証1部 5741 UACJのリクエスト分析

「いつも大変勉強させていただいています。以前、同銘柄でリクエストさせていただきました。330円で購入後、314円で一旦損切りし、しばらく様子を見ていました。信用買い残はまだ多いですが、以前に比べると信用倍率は改善されているようです。25日線も上回って来ましたので、そろそろ再購入しようかと検討しています。何かアドバイスがありましたら、ぜひよろしくお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

いつもご覧いただきありがとうございます。
前回5月に同銘柄をご質問いただきました際は下げ止まりが確認できない状態でしたが、日足チャートを見てみますとご指摘のように目先は25日移動平均線(緑)を株価が上回ってきたことで底打ち感がでてきました。

ただ、テクニカル的には依然200日移動平均線(橙色)や75日移動平均線(水色)が下向きでかつ株価はこれらの下にあるため、戻り高値ではまずこの75日移動平均線が上値抵抗として意識されます。

また、7月31日2016年3月期の連結通期業績予想を大幅に下方修正した結果一段安となったレベル200円台後半も次の上値のポイントです。
この時の業績修正の主な原因はアルミ地金市況価格の下落によるものでした。足元のアルミ地金相場が低調な状態に変わりはないため、底堅さは出てきたものの戻りはまだ重いのではないかと考えます。

一旦戻しても下げ相場なのには現状変わりなく、再度10日・25日移動平均線を下回れば売り転換です。

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